来週2月28日(火)の大きな本番まであと僅かとなりました。
そんなタイミングで、今放映中のリバーサルオーケストラを見て
共感の嵐で、なんか毎回ジーンと来ております。
そもそも日々テレビを見る暇もないのですが
たまたま目にした広告で、
へえ、音楽のドラマやるんだー
あ、フルート吹いてる男の子いる、
え、なんか面白そうだぞ!
と
今では何とか時間を捻出して(もしくは追っかけ再生で)
楽しんでいます。
すっかり玉響のファンです♪
音楽のドラマは昔から結構チェックしていて、
一番初めは「のだめカンタービレ」でしょうか。
ちょうど留学時期とも重なっていたから、
わー!こんな高級地区のアパルトマンでのだめちゃん住んでいたのね
と
わざわざパリでそのアパルトマンを見に行ったりした事もありました笑。
「音楽やってます」
「フルート吹いてます」
「パリに留学してました」
という情報だけ見ると、なんて優雅なの~、良いわねえと言われることも多々なのですが
のだめちゃんの話も、今回のリバーサルオーケストラも
音楽をやる人の現実とか、苦悩とか、内面を描いてくれているから
私はそこに共感してるんだろうな、、と思います。
現実は、そんな優雅でもなんでもなく
地道な練習の繰り返し、地味な日々の積み重ねです。
(いや、優雅な人もいるだろうけど)
フルートの子がバイト掛け持ちして、生活が苦しくても
親になかなか理解されなくても
それでも音楽が、フルートが諦められない、好きなんだっていう描写も
分かり過ぎるし、
練習場所確保でカラオケの部屋借りて練習も、本当によくわかる。
でもちょっと意地張っちゃって、努力してないフリをして
練習なんだって言えない気持ちも
分かる・・・笑!
極めつけは「辛いけど、楽しい。厄介だよな」っていうセリフに
涙してしまいました。
私も今本番を目の前にして、
やればやるほどドツボにはまったり、
自分自身の欠点や出来なさに打ちのめされて
本当に辛い。
けど、
やっぱり辞められないんです。
どうにかして自分の山を超えて
音楽そのものが浮かび上がるように演奏したい。
今回の本番の曲は記念コンサートなので
もう全てがメインプログラム。
奏者としては、なんでコレとコレを並べたんだろうという
若干後悔気味ですが、
でも音楽を通して自身を律せられる事が沢山あり
辛いんだけど、やっぱり楽しいです。
ほーんと、厄介。
辛い、で逃げちゃえばいいのに
逃げられない。
いや、逃げたくない。
それはきっと
音楽が浮かび上がる瞬間、たった一瞬のキラキラした奇跡を
知っているから
辞められないんだと思います。
その一瞬のために、音楽のミューズに会いたいがために
日々修行している感じです。
だから、もう頭もボサボサ、なりふり構わずの時間が
続いています。
昔から、なんでクラシックってドレスコードがあったりするんだろうなと
疑問に思っていましたが
「音楽」という崇高な芸術を、現実感を感じさせることなく
表現するために
綺麗なドレスや煌びやかな出で立ちで舞台に上がるのかなとも思います。
だから、その一部分を見て下さって
いいねー優雅で素敵だわ!と思って頂けるのは
ちゃんと自分が音楽の世界を壊さないように見せることが出来ているのかな、とも感じます。
でもこういったドラマで音楽をやっている人の内面やいろんな事情を描いてくれているので
日常の現実や苦悩と舞台での姿の両方の見方をして下さる方が増えるんじゃないかな、、と
ちょっと期待もしています。
やっぱり素敵なもの、綺麗なものは
それぞれ聞いてくれる人も含め、皆の夢を壊さないで体現したい。
ただそこに行きつくまでは日々努力、試行錯誤の連続なんだよな・・・・
と改めて感じています。
さて。練習します。
以下コンサート詳細、こちらのブログでも改めてお知らせさせてください!
希望の道~新たな10年への幕開け~
Chemin de Neige 10周年コンサート
《第二弾》2月28日(火)18:40開場 19:15開演
<会場>豊洲文化センターシビックセンターホール
<主催>Chemin de Neigeコンサート実行委員会
<チケット>3000円(学生2500円)*親子室あり。事前にお知らせください
<チケット予約・お問い合わせ>
concert.neige@gmail.com/090-9312-2664
♪プログラム♪
牧神の午後への前奏曲/C.ドビュッシー
フルート・ソナタ/F.プーランク
メランコリー/F.プーランク
「この道」の主題による変奏曲/山田耕筰
赤い夜が奏でるファンタジー/前田恵実(日本初演)
冥/福島和夫
リノスの歌/A.ジョリヴェ
皆様のご来場、心よりお待ちしております!
お問い合わせもコメントも待ってますー!