一山越えた

皆さま激アツの夏を超え、いかがお過ごしでしょうか?
9月も暦では秋に突入するも、なんだか夏を引きずっているような日が多かったですね。

私はというと・・・

恐れていた2024年の下半期が始まり
あっという間の10月突入でございます。

何を恐れていたかって

今年もありがたいことにたくさんの学校公演から自主企画から
依頼のコンサートやらのお話を頂くのですが

それらのほとんどが9月から12月に集中しております笑。

それプラス大学での授業も開始しまして
大学の授業は新しい科目を持つので(なぜか心理学の授業)
その勉強にも追われているナウ・・・。

11月には楽しみにしている秋祭りもあって
お囃子の笛も頑張りたい。

やりたいことが大半なので頑張りたいのですが
通常スケジュールで頭がパンパンなのに
公演その全てにリハが2回くらいずつあるので

はて、今日は何の曲を吹くのだっけ・・・状態。
しかもそれぞれ当たり前ですがリハ前にはリハに向けた練習、準備が必須なので
常に稼働している感じです。

そして常に楽譜を忘れてないか、
今日は何時にどこでリハか、を入念にチェック。

いつも以上にチェックしなければ
このスケジュールを無事に乗り切れない。

公演準備で忙しい・・・ありがたい緊張感が続きます。

そしてタイトルにあるように
何が「一山越えたか」というと・・・・

先月9月22日私の地元にて自主公演を行ったときのこと。

自主公演は様々な依頼公演とは違い、自分のやりたいことを詰め込みます。
今回は地元と東京の2公演にまたがって
テーマを決めました。

「音楽が繋ぐ未来」

今自分が曲を奏でていられるのも
様々な音楽の点と点が線になって繋がっているからこそ。

9月の公演はその第一弾として
テーマを「子どもたちのために」と題し
子どもがキーワードになる曲を取り挙げました。

中でも、、

自身も厳格な教育を受けてきて、子どもたちのリトミック教育にも携わってきた
フランク・マルタンのバラード1番と2番を一公演で演奏したのは
白目ものでした。
もう今後やらないでしょう笑。

バラード1番はフルーティストにはかなりポピュラーな曲ですが
バラード2番は2008年にその楽譜が発見され
割と最近になって著名なフルーティストたちが演奏し始めています。

いやあ・・・・

すごい曲でした。

元々はサックスと管弦打楽器(ピアノ含)の曲だったので
スケール感も違えば
とにかく独特なリズムにかなり苦戦しました。

ピアノと合わせていても、
これ合ってるよね・・・?
合ってる。。
うん、これで良いんだ・・・

の積み重ねで、少しずつ感覚に落とし込みました。

さすがリトミックを教えていたマルタンは
複雑なリズムも絶対に整然とまとめる場面があって
そこのキーポイントを外さずに進んでいく感じでした。

最終的には、なんて良い曲なんだ、、良く計算されている、、とまで思うことができ
一連の練習、本番を経て
「一山越えた」感じです。

マルタンを詰めていると
他の曲を練習している時に、これまで聴こえなかった「リズム」や
「響き」が
突出して聴こえてくるんです。
この感覚は山を越えたから得た感覚の一つかも知れません。

そして、
おそらく私が曲を通してマルタンに教育された結果ですね笑

演奏のレパートリーや技術は自分でチャレンジして開拓していかないと
絶対に拡がらないので
これからも自主公演では
無謀とも思えるチャレンジを続けていこうと思います笑。

自分の型を破ったり、出来ているものを壊すのは怖いけど
その先にある景色はやっぱり越えた人にしか得られない感覚です。

私はこの公演後は透明の見えないシールドが身体を覆ってる感じで
音楽の感じ方や楽器に対しても変化がありました。

いくつになってもチャレンジは必要。

9月22日の公演、ご来場くださり
様々な応援を頂き、たくさんの素敵な感想を下さいました皆様
ありがとうございました!
おひとりおひとりを大切に感じ、奏でさせて頂きました。

ということで・・・

下半期、無事に乗り切れますよう!!!
違った山を越えねばナウでございます。

皆さまもお体お気をつけてお過ごしください。
下半期どこかの公演でお目にかかれますように!

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