カオスの只中

フルート奏者

2020年に入って、もう既に2つ本番を終えました。

このサイクルで今年もスピーディーに過ぎていくのかと思うと
なんだか怖い気もします。

そして、大きな本番を終えると
自分の弱点とか、癖が丸裸にされ
容赦なくのしかかって来ます。

今多分、脱皮目前のカオス真っただ中です。
茹で卵の薄皮の中にいる感じです。

行きたい外の世界は見えているのに
破れない。
薄皮を破るほんのちょっとの「何か」を懸命に探しています。

何をもってして「満足か」なんて本当に分からない。
「完璧な演奏」をしたいわけじゃないし
何の基準で「完璧か」なんてそんなものは分からない。

ミスがない演奏が人の心を打つとは限らない。
でも、ミスがないのはそれはそれですごいこと。

音楽の神様がほほ笑んでくれる瞬間って
演奏している側も聴いている側も
おんなじ光の中にいるみたいに
心地よく幸せな気分になるんですよね。

私はその瞬間のために音楽をやっているんだよな…

最近そんなことを悶々と考えているのです。

そのために
物理的なことだけじゃなくて
自分が何を考えて何を表現していくのか
より掘り下げていかないといけないと思っているのです。

そして、同時に『夢を実現するためにどうしたら良いですか?』と
小学生に充てたメッセージを依頼されたのですが、
私、夢実現してません!苦笑
私の夢は、夢がどんどん続いていくこと。
一つの夢が叶ったら、また次の夢が湧いてくる…

なんて厄介な性格なんだ、と思います。
だから、後進へのメッセージなんて
私なんかが送るのは申し訳ないです。
上手に言えない。

大変な状況の時でも、そのことが「好き」かどうか
「諦めずに続けていけるか」でしょうかね。

正確には「諦められない」んです。

なんて厄介なんだーーー!!

私はやっぱり音楽が好き。大好きです。
このカオスを歓迎しよう。

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