先週あたまから声帯がやられたのか、声が思うように出せません泣。
腹筋に力入れて、踏ん張ってやっと。。
花粉かな?風邪かな?と色々原因を探るも
喉は痛くもなんともない、咳もでない、身体もダルくない、という
謎の体調で過ごしております。
元気なので、すんごいオネエ声の人なんだなと周りに思われているでしょう。
私ももはや自分の本来の声って何だったけ・・・と思うくらいです笑。
季節の変わり目は体調に注意ですね。
さよならマエストロ
ご覧の方いらっしゃいますか?
音楽系のドラマはそのクールであると
結構な確率で見てしまいます。
普段はバタバタで見逃し配信とかで見るのですが
昨日は家族でたまたまオンタイムで見ることが出来ました。
いやあ、、泣いた・・・
最後、バイオリンを始めて2か月の高校生が、友人編曲の「きらきら星変奏曲」を弾くシーンなのですが、
もう、、、涙が出てしまいました。
オンタイムで見たのに、
寝る前また配信で演奏のところを見て、
泣いた・・・。
この高校生は親に音楽の道に行きたいことを言えず、
そのことがバレて反対され、
楽器も取り上げられたけど
やっぱりあきらめない!と
ドレミも分からない状態から
たった2か月であんな難しい曲を弾けるようにまで
なっていたというシーンでした。
このドラマのサブタイトルが
「父と私のアパッシオナート」だから
最初は単純に、メインの主人公とその娘さんの間柄のことかなと
思っていたけど
本当は「高校生とその親」「主人公とその父親」とか
いろーんな「父と私」の関係を言いたいんだなと
昨日の回で思いました。
ご覧になっていらっしゃらない方にとっては
なんのこっちゃ・・・という感じでしょうが
例えば音楽を進路にする、音楽でごはんを食べていく、というのは
並大抵のことではないんですよね。
例えば、舞台上では華やかな衣装を着て、華やかな音楽を奏でて
さも潤っているように見受けられるかもしれないけれど
(というか、そうキラキラで見えていなきゃいけないのですが)
実際、そこの舞台に上がるまで
沢山の時間と、莫大なお金をかかるのが現実です。
だから本番でのお給料をもらったとしても
その本番までに、そのお給料分以上の時間とお金がかかってる、、
あろうことか、まだ世間には
芸術や文化に対して、目に見えている表面上しか理解されない場合も多く
無賃で良いものを提供して欲しい、というオーナーさんもいらっしゃったりするわけです。
そういう現実があると
やっぱりそれだけでは音楽家は食べていけないし、
食べられずして、やはり良いものを創り出す活力も得られないわけですよね。
だから、稼げるお仕事と掛け持ちしつつ、
自分の音楽を続けていく。
そして、結局音楽はあきらめて、普通に働く道を選ぶ人も多い。
そんな循環を想像してしまう「親」は、
やはり子どもには最初から堅実な道を、着実に稼げて
生きていけるようにと願うのでしょう。
でも昨日のドラマの高校生のように
すごい強い意志で、絶対に私は指揮者になる!!
音楽をあきらめない!と親に伝える姿を見て、
色々考えた親や先生は多いんじゃないかなと思います。
こうなりたいんだ!!という気持ちって
最終的には自分を支える唯一のものだったりします。
いやあ、昨日は演奏姿に感動してしまって、
プラス今置かれている自分の立場なども色々考えさせられて、
なんとも有意義な夜でした。
先に人生を歩んできた者としては
子どもや生徒たちに
危ない道を歩かせたくないとか
なるべく順調にいくようにとか
相手が望んでもいないのに
勝手に「相手のため」と言って
気持ちを押し付けがちですよね。
相手を思うなら、どうするのが一番良いのかは
きっと人それぞれの価値観にも寄るけれど
私自身は、何かやりたい!と意志が湧く事自体が素晴らしいと思うし
そこで失敗しても、後悔しても
それはその子の人生と考えます。
自分の人生には、自分で責任を持つ、と考えるタイプです。
自分の人生とは関係がない。
ある意味、すっごいドライで冷たいでしょうか笑
失敗するなら、してみたらいい。
私なんか、日々失敗と挫折しかないです・・・苦笑。
「好き」だけでは進めないことも
自分自身をよく理解しないと、出来ないこと。
「あきらめる」ことも
自分自身を理解しないと、出来ないこと。
相手が決めること、ではないですね。
周りがしてあげられるのは、
様々な可能性や、いろいろなパターンを提示しながらも
やはり応援してあげることかなと思います。
もちろん、こうやって言葉で書くように
サラサラとキレイにはいかないと思いますが。
もっと大きく言えば
それぞれこの世に生まれてきた課題があるわけだから
その課題をクリアすべく
各々が頑張っていくしかないよなと思います。
そう、
何が大事って、何かをやりたい!やろう!としたときに
その「動機」が何なのかとっても大事です。
相手に何かをアドバイスしよう、何かを伝えようと
したときの「動機」が何なのかも。
表面上は相手のためと言っていても
結局自分がよく思われたい、自分が後々困らないようになど
「自分自分自分」に起因している動機って
多かったりします。
これは音楽に限らず、
全ての人間関係や全ての職場で言えること
なのでは、と思います。
今私がこう発言した「動機」ってなんだろう。
行動しようとした「動機」ってなんだろう。
そして、結局自己都合の動機だと、
相手のために行動したつもりで、自分の気持ちが満足して安定するだけ。
職場のために行動したつもりで、結局自分の気持ちを押し付けているだけ。
表面上はうまくいっている気になっているだけで
その対象との間に深い溝が残ってしまったりします。
私が数年学びを続けているタイの先生がいらっしゃいます。
本当の仏教を教えて下さっているその音楽の師匠からも
「動機が大切」と教わりました。
その意味の深さを最近考えます。
私もこの2年間は大きな転換期です。
怖いけど楽しみ。楽しみだけど怖い。
でも、自分を取り巻く人や置かれる環境を
ガラッと変えられるのは
本当に学びにとってもありがたいこと。
2年後
周りを愛して、良い動機で奏でられるように
なっていたいです!
動機について考える
昨日のドラマを見て思ったけど
あきらめない子って絶対何があっても
あきらめないし、
湧いて出てくる意志が半端ないんですよね。
私もそうだったし、今の年齢でも、どんだけ窮地に立たされても
やっぱり湧いてくる気持ちや熱量が変わりません。
厄介だけど笑
私の中から湧いてくるものを信じたい。
私も、その高校生と同じ。
ホント音楽をあきらめない!!
皆さんも色々な「動機」について
考えてみてはどうでしょうか・・?