キュイジニエ

美しいフルートの音色

秋ですね。
私は夏から秋に変わる時期の夜の匂いがとっても好きです。

春から夏の時期は花粉症のため、風の匂いなどを感じている場合ではなく、
秋から冬になる時の風の匂いは、鼻奥にツンとくる冷たい空気ですごく切なくなってしまうので、
やっぱり夏から秋にかけての匂いが好き。

夜、その好きな匂いを嗅ぎながら
静まり返った中で秋の虫たちの癒しの合唱なんかが聴こえてくると
本当に癒されます。虫たちのハモリ方、天才。

そして、色んな秋の描写がされますが
食欲の秋、読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋・・・
どれもこれも好きなものばかりです。

中でも、秋だけでなくオールシーズン食欲旺盛な私ですが
フランス留学した時に、シェフやパティシエ、そして
食通な友人が沢山出来ました。

「食」って本当に大切で、
健康もそうだけど、メンタルにも大きく影響するもの。

日本にいた時は、時間に追われて食事がおろそかになることも多く
そうするとやっぱりパフォーマンスも上がらなかったです。

携帯の料理アプリで、簡単に誰でもできる!といろんなレシピが載っているものを
留学中もよく利用していました。

アジア食材店巡りも好きで、週1で出る
野菜や果物のマルシェにもよく通って
一日一回は和食を作る!と奮闘していました。
(ここでフランス家庭料理に挑戦しなかったのがいかにもあまのじゃく)

料理で留学している友人なんかと
お互いの家に行って、料理を一緒に作ったりしていたのですが
同じレシピで同じ食材で作るのに
断然友人の料理の方がおいしい…。

そりゃ料理で留学してるんだから、って言われたけれど
同じ素材で同じレシピで作っても全然違うものができるのはなーぜーと
思っていました。

しかも、シンプルな料理な方が差が歴然!
当たり前ですが、友人の方が「素材の活かし方」を知っていて
どういう風に料理したらいいか、「微妙な匙加減」というのを知っている。

パリで外食なんて、高すぎてリッチ学生がするものだと思っていたから
毎日自炊生活、またはバイト先の賄いをアテにしまくる生活でした。(ほぼ後者)

毎日自炊をする中で掴んできたものもあるけれど
シンプルながら、温かみや優しさを感じられる料理を作れる友人を
密かに尊敬して(妬んで笑)いました。

そして、パリでコンサートをした時にその友人も応援に駆けつけてくれたのですが
「前もどこかでこの曲聴いたことあるけど、Yukiが演奏すると全然違って聞こえた!
すっごい良かった、Yukiの演奏すごい好き」
とめちゃくちゃ嬉しいことを言ってくれました。

えへへ、照れるじゃん
そ~お~?とお世辞に有頂天になっていたその瞬間、
電気が走ったかのように、私の中で何かが繋がった!

料理も音楽も、素材(音)があって、料理するためのレシピ(楽譜)があって、
でも一番大事なのはその人自身なんだという事。
どういう風にその素材(音)と向き合って来たか、
その素材をどのくらい知っているか(音楽で言うと、楽典とかソルフェージュかな)
レシピ(楽譜)に対してどういう風に考えているかが
結果料理(演奏)として出来上がる。

何当たり前のこと言ってるのよという感じでしょうが、

特に音楽では
レシピがシンプルなほど難しい。
つまり、素材=音で勝負できないと
音楽が全く成り立たない。

料理の世界では、良い素材を見つけるのが難しいけれど
音楽の世界では、良い素材そのものを作っていくのが
とても難しい。

たった一音で人を感動させられるか、
それができる音楽家はホンモノだと思います。

そういえば
今年夏に聞いた話だと、農業大国フランスではもはや
素材を作るところからシェフが携わっていて、
土壌や種や環境まで関わっている、とのこと。
日本の二歩三歩先を行っているような気がします。

料理の世界でも、良い素材を見つけるというところから
良い素材を自分で作るというレベルまで来ているのかも
知れないですね。

シンプルな音の羅列ほど、どういう風に音楽にするか
すごく悩みます。
そして、日々の音の探求、どういった音を目指したら良いのか
常に考えています。

コンサート後にその友人と
どのジャンルでもヒントがあるねえーと話したのですが、

Yukiは良いこと気づくんだから、
空中で茄子切ったり、ベーコンを手でブチブチ切らない方がいいよ

と冷静に言われました苦笑。

ベーコンと茄子の和風パスタを作った時に
洗い物がめんどくさかったので
茄子(フランスの茄子は超大きい!)は片手でよく持って
空中でナイフを入れ
ベーコンに関しては、味が染みるじゃんと
豪快にちぎったことがあったので、
料理云々の前にそこな!と突っ込まれました笑。

性格だけじゃなくって、料理も男前な私です。

でも、本当においしい料理ってその人を感じられるものなんですよね。
音楽もそう。
誠意をもって、愛を込めて届けた音楽って人に伝わるんだ。

私の演奏が好き、私の音楽が聴きたいと言ってくれる人たちを大事に、
その温かい輪を拡げられるように、客観性を持って日々努力していきたいと思っています。

あと、料理の時は

ちゃんとまな板と包丁は使う!!!

4件のコメント

  1. 写真の料理美味しそうです💕

    やっぱりパリに行くと日本食がたべたくなるんですね!🍙🍢🍧🍡🍘😘

    1. しゃもじさま
      写真の料理は「鴨のコンフィ」というビストロ料理です。
      私はパリに行くまで、サーモンと鴨が食べられなかったけど
      パリにて開眼!
      とっても美味しいよー。冬になると食べたい。
      でもやっぱり和食が落ち着きます。
      またコメントお待ちしています!
      いつもありがとう

    1. たぴおかさま
      コメントありがとうございます!
      秋の匂いってなんか良いよねー。
      もう今となっては晩秋だけど。

      またコメントお待ちしてます^^

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