夏にナツメロ談義

先日、友人と話している時にお琴で演奏されている音楽がBGMでずっと流れていて
(色んな歌謡曲をお琴で演奏しているBGMでした)

「なんだっけ…これ知ってる」
と口ずさむ友人。

私は全然知らず、誰の曲?何の曲?と聞きまくっていたら

友人がすごい勢いで検索しだして、

あ~!これこれ!と探しあてました。

その曲がユーミンの「翳りゆく部屋」という曲でした。

し…しらない…。

ユーミンは魔女の宅急便のアノ曲と、あとは…という
ユーミンファンの皆さんに怒られる知識レベルの私は
この曲について、その後色々調べました。

皆さんご存知ですか?

1979年に出された最後のシングル、らしいです。
私まだ生まれてさえいない、
そして友人は私より若いのに、よく知ってたな…
まあ、名曲は歌い、語り継がれますよね。

椎名林檎さんやエレカシなどもカバーしているそうですね!

へえ~そうなんだ~と色んな情報と共に
ユーミンが歌っているのを改めて聴くと、なんだかハマる。
そして、そのまま歌詞談義に入りました。

どうやらカップルの別れのシーンを描いた曲のようで
最初の歌詞が

『窓辺においた椅子にもたれ あなたは夕陽みてた』

というのですが、

友人とこのカップルって何歳くらいなんだろうね?って言い合いながら
めちゃくちゃ真剣に意見を交わしました(笑

私的見解は…

この曲のイントロがパイプオルガンなんですよね。
海外では教会には必ずパイプオルガンがあって
冠婚葬祭の時に演奏されたりします。

まずはイントロから結婚したという感じと
葬送のような和音の印象も受けたので
何年も連れ添った夫婦…なのかな、という見解。

友人はもう少し若いカップルで
結婚はしていないけど
もう関係が終わっている2人を想像したらしいです。

ちなみに、情景的には私は平屋の一軒家。
秋の夕暮れな感じ。
友人はアパートで、周りは閑静な感じ、らしいです。

今まではどうしても「歌詞」があると、その言葉ばっかりが
入ってきてしまって音楽に集中できなかったりしたのですが

名曲と呼ばれるものは
言葉で情景を語り
こちらに余白を残してくれ、
尚且つ聴く人の経験や人生によって
色んな聴き方を残してくれるものなんだな…と実感。

ていうか、私の見解、めっちゃ年老いてるのかな。苦笑。

というのも、歌謡曲って面白いことに、
例えば超懐メロのSMAPの「青いイナズマ」って
老若男女誰でも知ってますよね。

私は何も考えず、「ゲッチュー!」とか幼いながらも歌ってたけど
あれも別れの曲っていうか、やばいよ、この状況、心臓バクバク!の
歌詞だったということに最近気付き、
歌詞よりSMAPカッコいいーとか
歌詞よりメロディーをめちゃくちゃ先行して感じてたいい例だなと思いました。

自分の記憶を辿ってみて、今知る真実なんかがあると
またその曲の聴き方が変わって新鮮です。

音楽って奥が深いなあ~
そしてすごいぜ、ユーミン。

皆さんもぜひ「翳りゆく部屋」聴いてみてください!
そして、どんな風に感じてどんな情景が見えたのか教えてくださいね^^♪

2件のコメント

  1. 私は四十代の男女を想像しました
    結婚したけど子供はできなかった
    互いに自分の意志と自由を大切にして来た二人

    彼女はその結婚生活を良しとしてきたが
    彼は違った結婚生活を望み始めた

    互いに尊重しあった自由は彼から愛を喪失させた
    彼女に遠ざかって行く愛を輝かせる術はない

    たとえ「あなたを失ったら私は死ぬ」と叫んでも

    なぁ~んていうドラマはいかがでしょうか?
    久々、楽しませてもらいました
    ありがとうございます

    1. ゆまゆまさま

      いつもコメント頂きありがとうございます!

      ゆまゆまさんの思い浮かんだ情景から心情も同時に浮かぶ!
      ドラマチック。

      名曲って深いですよね。
      これがまた数年後聞いたら聴き方も感じ方も変わったりするのかな・・・・
      自分の経験や、成長によって違う情景が浮かぶって
      実はクラシック音楽でも言えて、聴き方の一つだって思うんです。

      それにしても、沁みいる一曲ですよね~

      私ももう一回今から聞いてみよう笑

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